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ニッポン高度紙工業/セパレータの生産設備新設

2010年08月10日/物流施設

ニッポン高度紙工業は8月10日、鳥取県米子市にセパレータの生産設備を新設すると発表した。

2012年秋ごろまでに生産能力を現在の約1.3倍にする。約5haの用地に、建屋(抄紙機一式)、倉庫、事務所などを建設する。総投資額は約60億円を予定している。

同社の主力商品であるアルミ電解コンデンサ用セパレータは、世界的な景気の回復を受け、高水準で推移しており、環境・省エネ分野を中心にさらに拡大すると見込まれている。戦略商品である「電気二重層キャパシタ用セパレータ」や「リチウムイオン電池用セパレータ」も本格的な普及が見込まれており、生産能力増強の必要性が高まっている。

同社はアルミ電解コンデンサ用セパレータでは世界で約60%、国内で約95%以上の高いシェアを有しているため、生産拠点を分散させることにより、大規模地震等による同時被害リスクを軽減させ、安定供給体制の強化を図ることが、BCP(事業継続計画)の観点からも重要な経営課題となっている。

物流等の利便性や水資源などを含め、事業運営上の各種要件を総合的に検討した結果、鳥取・米子市に新工場を建設することを決めた。

工場新設や操業などへの協力について、同社は8月23日に鳥取県と米子市との間で協定を結ぶ。

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