(株)プラネットは7月26日、事業継続計画(BCP)の取り組みの一環として、大規模障害発生時の障害対応訓練を実施した。首都圏での大規模災害時を想定したEDIサーバー再構築訓練も行った。
プラネットはEDI、データベースサービスなどを提供する付加価値通信網(VAN)運営会社で、日用品・化粧品、家庭紙・介護用品、ペットフード・用品、理美容、大衆薬などの業界のメーカー・卸売業と、原材料メーカー、小売業、合わせて約1050社が利用する大規模なBtoBネットワークを運営している。
同社では、遠隔地でのサーバー二重化・データバックアップシステム構築などの設備投資を行うとともに、災害発生時マニュアルの整備ほか各種事業継続計画書の策定を進めている。
今回の障害対応訓練は、2006年に続いて行ったもので、障害復旧訓練と災害対応訓練を実施。
7月26日はEDI系サービス復旧訓練として、EDIサービス障害復旧訓練、FAX変換サービス障害復旧訓練、Web-EDIサービス障害復旧訓練、18日はWeb系サービス復旧訓練として、DBサービス障害復旧訓練、バイヤーズネットサービス障害復旧訓練を行った。
災害対応訓練としては、7月17-20日にかけて、EDIサーバー再構築訓練として首都圏での大規模災害の発生によるハードウェアの破損を想定し、遠隔地でサーバーを再構築する訓練を実施。
このほか、社内システム復旧訓練、安否確認訓練、消防訓練などを随時行う。
これらの訓練は、プラネットと、ネットワーク運用を担う(株)インテックが連携して実施したもの。特にEDI系サービス復旧訓練は、ネットワークの稼動ピーク時間帯での障害発生を想定し、関係者29人への緊急連絡、ユーザー担当者1239人への同報連絡網の作動確認、影響範囲の調査と復旧手順の確認を行った。