三菱総合研究所は8月27日、子会社であるMRIバリューコンサルティングと子会社のMRVソリューションズの合併を決めた。
三菱総研グループは、グループ内各社の強みや特長を活かし、戦略コンサルティングからシステム構築・保守・運用までのサービスを一貫して提供するＩＴソリューション事業の強化を進めている。この中で、ERP事業を成長の柱の一つと位置づけ、上流のERPコンサルティング機能を担う事業会社として、MRI、DCS、三菱電機インフォメーションシステムズの3社出資により、昨年6月にMRIバリューコンサルティング（MRV）を設立した。
ERPのシステム構築・保守・運用については、DCSの連結子会社であったダイヤモンド富士ソフト（当時）を、ことし6月に合併相手であった富士ソフトとの協議のうえ合併を解消し、100％子会社となるMRVソリューションズ（MRVS）として、SAPを中心としたシステム構築・保守・運用体制を確立した。
これまで三菱総研グループのERP事業は、MRI／DCS／MRV／MRVSの事業連携を通じたサービスによって構成されており、MRVとMRVSを合併させることにより、両社に分散していた経営資源を集約し、シームレスな形でERPを中心とした戦略コンサルティングからシステム構築・保守・運用までの一貫サービスを実現する。同時に、相互補完・相乗効果による事業基盤の強化を図り、三菱総研グループとして企業価値の向上を目指す。
