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三菱総研/在庫調整圧力は年半ばまで

2009年05月22日/調査・統計

三菱総合研究所が5月21日発表した内外景気見通しによると、適正な在庫水準となるまで1~2四半期はかかり、減退しながらも企業による在庫調整圧力は2009年半ばごろまで続くと、同研究所は予想している。

2009年1-3期にかけては出荷の落ち込み以上のペースで減産が行われ、在庫削減の動きが広がった。出荷の急激な減少を受けて、在庫圧縮が行われても在庫率が高止まっているが、足元では在庫と出荷のバランスが幾分改善する兆しが見られるという。

3月の鉱工業生産統計をみると、出荷が前月比で1.5%とプラスに転じる一方、在庫は引き続き減少(3.6%減)。二つのバランスを示す在庫率指数は6か月ぶりに低下した。在庫循環の状況をみると、出荷の大幅な落ち込みを背景に調整のサイクルは大きく、依然として調整局面にある。

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