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DNP/近距離無線通信規格に対応した超小型NFCモジュール開発

2010年09月15日/IT・機器

大日本印刷(DNP)は9月15日、近距離無線通信規格NFCに対応した世界最小のNFCモジュール「マイクロマリダ」を開発したと発表した。10月1日にサンプル供給を開始する。

NFCは、13.56MHz周波数帯を利用する近距離型無線通信技術。2003年にISO/IEC18092として規格化された。

NFCは、FeliCa、Type A、Type Bなどの通信規格のことなる非接触ICカードと互換性がある。1つのリーダーライターで、複数の規格と通信が行えることから、オフィスのパソコンやプリンターなどで導入されているほか、今後はモバイル機器への導入が期待されている。

同社はニーズの拡大に対応して、NFCモジュール「マイクロマリダ」を開発した。円錐状の「バンプ」という導電性の突起物を印刷し、層間接続を行うDNP独自のプリント基板製造技術を活用し、モジュールを構成するICチップやコンデンサー、抵抗などの部品を薄型多層構造のプリント基板に内蔵した。

NFCモジュールとして世界最小サイズの8mm角、厚さ1.6mmの製品化を実現した。複数の外部インターフェイスに対応するなど拡張性も備えており、機器への組み込みが容易だ。

製品の販売開始は、2011年春となる見通し。

DNPは、企業の機器のサイズや形状に合わせて通信用アンテナの設計・製造も行う。企業がターゲットとするICカードやICタグの仕様に合わせた読み取り性能の最適化と、評価テスト環境を提供する。

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