日本貨物鉄道は9月15日、京浜港と東北内陸部を結ぶ海上コンテナ列車が8月の扱いが上り下り合計で744TEU(20フィートコンテナ換算)と、開始した3月と比べて4倍に増え、好調に推移していると発表した。
京浜港から海上コンテナを東京貨物ターミナル駅から盛岡貨物ターミナル駅間で、鉄道輸送する試みで、貨物の内容は、下りの輸入貨物が、家庭用品、電気製品部材、牧草、合板(東南アジア、北米、豪州、欧州からが中心)で、上りの輸出貨物は産業用機械、電気製品、農機具、化学製品(東南アジア向けが中心)。
合わせて、輸送開始時に設置した盛岡ターミナルと東京ターミナル構内のインランドデポに、保税蔵置場の許可を取得したことで、鉄道での保税輸送が可能になり、利便性の向上と輸送費用の低減が実現している。
さらに、冷凍・冷蔵(リーファー)コンテナに対応した電源コンテナを10月から25基投入し、商品力の強化を進めている。
<リーファーコンテナと電源コンテナ>