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日立、キヤノン/フラットパネルディスプレイの製品供給発展で覚書

2010年09月30日/物流施設

日立製作所とキヤノンは9月30日、日立ディスプレイズに対する現在の資本関係を維持しながら、中小型液晶ディスプレイを中心とする先進的なフラットパネル・ディスプレイ技術の開発や製品供給にかかわる連携を継続し発展させるための覚書に合意したと発表した。

キヤノンと日立ディスプレイズは、中小型液晶ディスプレイ用途の多様化と技術ニーズの高度化に対応するため、先進的なフラットパネル・ディスプレイ技術の開発と各種機器向けの高機能や高精細なディスプレイの供給に係る連携を深めていく。

日立、キヤノン、日立ディスプレイズの3社は、最先端のディスプレイ技術の開発や応用製品の拡大を加速する。

日立とキヤノンは2008年2月、中小型液晶ディスプレイ事業における包括的な提携を目的とする契約を締結。

同年3月、キヤノンは、日立ディスプレイズ株式の24.9%を日立から譲り受け、両社は将来的なキヤノンによる株式追加取得や子会社化を検討するとともに、中小型液晶ディスプレイ事業における協力を進めてきた。

中小型液晶ディスプレイ市場では、スマートフォン、タブレットPCや医療機器向けの高精細な液晶ディスプレイに対する需要が拡大しており、タッチパネルなどの新たな用途に合った高付加価値製品が求められている。

日立とキヤノンは、最近の市場動向に即して、中小型液晶ディスプレイ事業における提携の発展に向けて検討をしてきた結果、現在の資本関係を維持したまま新たな事業提携の枠組みを構築することにした。

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