日本郵船は、中国引航(水先案内人)協会に協力し、「中国水先案内人乗船研修プログラム」を開始した。
これは中国交通運輸部の要請によるもので、日本郵船の船を使って世界各地の主要な港での水先案内人の業務を実際に観察し、海技と水先案内業務に関する知識と経験を学ぶ研修制度。研修には中国引航協会の推薦を受けた優秀な水先案内人も加わっている。
最初となった研修プログラムでは、研修生が上海・洋山深水港から2人(7月16日)、深セン・蛇口港から2人(7月17日)がそれぞれNYK Delphinusに乗船し、約2か月間の研修を修了し、9月末に帰国した。
同社は9月末までに計10人の研修生を受け入れ、来年の3月までにさらに8人の研修を予定している。