日本政策投資銀行(以下:DBJ)は12月2日、日本通運に「DBJ成長支援プログラム(日本元気プログラム)」に基づく融資を実施したと発表した。
同プログラムはDBJの決めたインフラ整備、環境、海外・事業再編、ものづくり、地域・生活の5分野を対象に、デフレ脱却と着実な経済成長を資金面からサポートする独自のプログラム。
今回の融資に対してDBJは、日本通運が事業を推進する2本柱のうち、「戦略的環境経営の推進」で、環境への対応を負担・制約としてとらえるのではなく、企業競争力を高める仕組みづくりとした点を上げている。
具体的にはモーダルシフトの推進、共同集配・運行等のトラックの積載効率向上による排ガスの削減、反復梱包資材の開発、さらには環境配慮車両の導入やエコドライブ活動などへの環境設備投資が中心になる。
同プログラムは総額4000億円が設定されており、2010年8月開始以来すでに十数社が融資を受けている。