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日本政策投資銀行/佐川急便グループに140億円の環境融資を組成

2009年11月02日/3PL・物流企業

日本政策投資銀行は11月2日、SGホールディングス(佐川急便グループ)に対し、三菱東京UFJ銀行と共に、総額140億円のシンジケートローンを組成した。

「日本政策投資銀行環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、「環境格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。

SGHDは、佐川急便の純粋持株会社で「安全環境そしてサービス~すべての品質を世界標準へ~」をグループ統一スローガンとして掲げ、ハード(物的対応)とソフト(教育・啓発)の両面から、コア事業である宅配便事業が環境に及ぼす影響を強く意識した環境経営を実践している。

今回の格付では、低炭素社会の実現に向け、現在4000台余りの天然ガストラックを7000台にまで増加させる意欲的な目標を掲げ環境効率改善を推進している点と道路貨物運送事業会社としては数少ない「高尾100年の森」プロジェクトに代表される里山保全活動や生物多様性にも配慮した自然体験学習などに取り組んでいる点を高く評価した。

この結果、SGHは「環境への配慮に対する取り組みが先進的」という格付を取得した。

今回のシンジケートローン総額140億円はCO2排出削減に資する配送センターなどの設備資金を使途としており、そのうち70億円が本制度の適用を受け、実質3年間無利子となっている。なお、この制度は全国で初の適用となる。

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