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アルフレッサ/投資額92億円で埼玉に物流センター稼動

2010年12月08日/物流施設

アルフレッサホールディングスは12月8日、子会社のアルフレッサが埼玉県新座市に「埼玉物流センター」を竣工したと発表した。

<埼玉物流センター>
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総投資額は、土地、建物、物流機器などで92億円。敷地面積2万4989㎡、建築面積1万1741㎡、延床面積3万4007㎡、保管品目は約3万品目で、出荷能力は月間で400億円を計画する。

取扱品目は、保健制度が適用される病院、調剤薬局などの医療用医薬品を中心とし、医療機関への配送を主に担う。

東京・埼玉を中心とした首都圏全域への配送を目的としたセンターで、現在稼動している新座物流センター(埼玉)、調布医薬品センター(東京)、大宮医薬品センター(埼玉)の機能を集約する予定だ。

センターの竣工を機に、順次、取引先医薬品メーカーからの納品を埼玉物流センターへ集約し、2011年2月に本稼動する。既存の新座、調布、大宮のセンターは順次、廃止する計画だ。

新センターでは、保管品目数の拡充と庫内管理システム(WMS)の高機能化によりトレーサビリティ(得意先に納品した商品のロット・有効期限の記録と管理)を実現した。

出荷機能の強化として、二重のバーコード検品を導入。出荷精度の向上をはかるとともに、仕分け機能の強化により、得意先ごとの仕分けを可能にした。

集約ピッキングや自動倉庫を導入することで物流量の増加時にも対応できる省力化と、静粛性に優れたリニアモーター駆動によるピースソーターを導入し省エネ化を実現するという。

アルフレッサグループは、「10-12中期経営計画進化と拡大Next Stage」における取り組みの一つとして、顧客ニーズとローコスト運営をバランスよく満たす物流体制の構築を進めている。

「埼玉物流センターの竣工により、、物流業務の効率化を推進するとともに、物流機能の高度化をはかり、安心・安全な医薬品流通を実現し、生活者の健康に貢献する」(同社)という。

施設概要
所在地:埼玉県新座市野火止2-7-36
敷地面積:2万4989㎡(7510坪)
建築面積:1万1741㎡(3552坪)
延床面積:3万4007㎡(1万287坪)
建物構造:鉄骨造3階建
保管品目:約3万品目
設備投資額:総額92億円(土地、建物、物流機器等)
カバーエリア:首都圏
出荷能力:400億円/月

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