藤忠商事は12月20日、スペインの太陽熱発電事業大手アベンゴア・ソーラー社と共同で太陽熱発電所2基を建設することに合意した、と発表した。
総事業費は50メガワットの太陽熱発電所2基合計で、5億ユーロ(約560億円)超を見込んでおり、このうち3億4000万ユーロ(約380億円)はプロジェクト・ファイナンスによる融資で調達する。
太陽熱発電所はすでに建設着工されており、2012年に操業が開始される予定。一般家庭の約5万2000世帯分の電力需要をまかない、年間約6万3000トンのCO2排出削減となる見込み。
また、伊藤忠商事とアベンゴア・ソーラー社は、同発電所に加え、主にアジア・ヨーロッパ市場において、さらなる太陽熱発電プロジェクトの可能性を分析し、案件開発を進めるための非独占的な提携に関する契約も締結している。