米GXS,Inc. は2月5日、米家電量販店のCircuit City Stores, Inc. (以下:サーキット・シティ)が、同社と中小サプライヤ(納入業者)各社との受発注業務の電子化を促進し、可視性をあげるため、GXSのソリューション「GXS Trading GridR」を採用したと発表した。
サーキット・シティは、「GXS Trading GridR」の一部サービスである「GXS Intelligent Web Forms」を、同社の取引先であり、企業間電子商取引インフラストラクチャを持たない中小サプライヤに提供する。
GXS Intelligent Web Formsはインターネットを通じたWeb EDI / 電子帳票ソリューションで、ウェブ画面上の決められたフォーマットに入力するだけで、企業間電子商取引が簡単にできるもの。
このソリューションを活用することで、サプライヤ各社は、インターネット接続とブラウザがあれば、サーキット・シティとの企業間電子商取引(取引に関連する書類を、電子書式として作成、閲覧、管理、送信するなど)を開始できる。
一方、サーキット・シティは、より多くのサプライヤが取引業務を電子化することでサプライチェーンの可視性を向上し、手作業処理に要する時間やコストを減らすことができる。サーキット・シティのサプライヤ各社は、GXS Intelligent Web Formsを経由して、同社から一連の電子書類(例:予測や発注書)を受信するのみでなく、今後は追加処理として出荷情報の事前通知、請求書、予測への回答などを送信できる。
またサーキット・シティは、GXSの取引先接続支援サービスである「GXS Community LinkSM」を通じて、グローバル規模でパートナーとの関係構築、テクニカルサポート、変更管理を実現する最適なコミュニティ管理環境を提供する。
GXS Trading Gridは、企業間の業務プロセスをグローバルに統合し、円滑化することで、あらゆる規模の企業にオンデマンドベースのサプライチェーン管理を提供するGXS独自のプラットフォーム。
世界最大の電子商取引コミュニティを形成するGXS Trading Gridへの参画企業は現在、全世界で4万社を超え、各社はこのプラットフォーム上で物品やサービスの取引を行い、国際物流の可視化や商品情報の同期化といった利便性の高いサービス。
Trading Gridが提供する数々の革新的で、オンデマンドベースのSCMソリューション群は、顧客が国際的なサプライ・ネットワークを展開し、商取引における手作業や重複作業をなくし、新製品の投入を最適化や倉庫管理を自動化、サプライチェーンの維持にかかるコストを削減、電子決済やキャッシュフローを管理等、B2Bインテグレーションやコラボレーションを増やす。