山九（株）が2月8日に発表した平成19年3月期第3四半期連結決算によると、主要顧客の鉄鋼・石油化学業界の好調さ、中国を中心とした輸出入貨物の取扱量の増加などにより、順調に推移。四半期連結会計期間の売上高は2864億1000万円と前年同期比12.9％の増収となった。
また、利益面は、営業利益159億16百万円と37.2％の増益、経常利益158億10百万円と39.5％の増益、当期純利益は86億42百万円と50.3％の増益。
部門別業績
①物流事業
中国を中心とした輸出入取引の堅調さを背景に､コンテナの取扱量が伸び、港湾・国際物流作業が増加したことに加え、海外大型プロジェクト輸送の増、鉄鋼、石油精製・石油化学関連などの顧客の物流作業が増加し、売上高は1753億7600万円と前年同期比10.5％の増収、営業利益は72億3100万円と12.4％の増益となった。四半期連結会計期間の売上高に占める割合は61.2％。
②機工事業
鉄鋼、石油石化業界の好調さに伴い、保全作業、設備工事が増加した。売上高は981億8700万円と前年同期比20.9％の増収、営業利益は78億300万円と57.8％の増益。四半期連結会計期間の売上高に占める割合は34.3％。
