アサヒビール(株)は2月8日、2007年を1年目とする「第3次グループ中期経営計画」(~2009年)を策定した。酒類、飲料、食品など全事業分野でグループ内の製造、調達、物流、販売などSCMトータルの収益構造改革を進める。
新たにグループ長期ビジョンを定め、アサヒブランドの価値向上とグループ内の多角ブランドとの自律的連携、シナジーを追求することで、新たな成長軌道の確立を目指す。
成長シナリオは、「スーパードライ」を再成長軌道に乗せ、長期安定的なキャッシュフローの創出を図るほか、M&Aで取得した新たな事業基盤とのシナジーを追求、積極的な投資を継続することでグループ全体を成長軌道に乗せる。
連結ベースの数値目標(2009年)としては、売上高1兆6000億円(2006年実績の11%増)、営業利益1100億円(同24%増)、当期純利益550億円(同23%増)――とし、収益力向上を明確にした。