(株)フレームワークスとViscoなど、画像処理でユニークな技術を持つ(株)マイスターは、フレームワークスの新製品「LogisticsStation iWMS(R)LEX(以下:LEX)」の新機能に関して技術提携した。
この新機能を製品に組み込むことにより、従来数値では把握することが困難であった、庫内の在庫・ロケーションの状態や作業情報などを、WEB上でリアルタイムに表示・照会することが可能。
これらは、マイスターが最も得意とする「ビジュアル」に関するSVG(Scalable Vector Graphics)コンバータの技術をベースとしている。
LEXの新機能は、これまでは保管場所コードとしてしか表示できなかった在庫データを、倉庫のレイアウト上から確認することを可能とした。
Microsoft社のVisioにて図面化した倉庫内のレイアウトをデータベースに登録し、レイアウト図を介して在庫状況、引当状況を表示することを可能にするもの。
例えば、品目を検索して、倉庫内のどのロケーションに在庫されているかが一目で確認できるとともに、引当てられたロケーションのピッキング作業進捗状況(未作業/作業中/作業完了)を一目で識別できるようになるため、保管場所を探す手間やミスを防ぎ、作業効率を高める。
新機能は、WEB上での表示機能も備え、荷主や関係部署への情報提供・情報共有など、今までにない拡張性を秘めており、より円滑な業務運営の仕組みとして応用が期待される。
SVGは、二次元グラフィックをXML(eXtensible Markup Language:次世代WEBの文書交換基盤として定められた規格)形式で記述するための規格で、ベクター画像(線の集まり)なので、拡大・縮小が容易で、SVGコンバータは、様々なベクター形式(DXF、HPGL、Visio)のファイルから、SVG形式のファイルに変換するコンバータで、WEBへの情報開示を簡単に行うことができる。