東京エレクトロンは1月22日、宮城県大和町の新工場着工凍結を解除し、ことしの夏にも着工する。
新工場は、今後市場の成長が期待される半導体用エッチング装置の開発・量産機能を集約し、一貫体制とすることによって、高付加価値製品の開発期間を短縮する。量産方式を見直すことで生産性を向上させ、納期短縮を実現させる。
2010年4月の竣工を目指す新工場建設計画を2007年3月に発表。2008年からの世界的不況のため、新工場の着工を2008年12月に凍結した。半導体製造装置の市場環境が好転してきたことから、このほど2010年夏の着工を決めた。稼動開始は2011年春以降になる予定だ。
投資規模は、当初予定とおりで、取得済みの土地を含め総額で250億円前後となる見込み。