サッポロビール（株）は9月13日、組織変更を行う。
本社関係
商品開発プロセスの見直し、グループ内サポート部門業務の統合化等を踏まえ、組織を改定する。
1．ブランド戦略担当部署の新設
商品企画・開発から販売促進に至るブランド戦略の一貫性を確立するため、営業本部をマーケティング本部に改組し、現ブランド戦略部の担当する業務を移管する。商品開発及びブランド戦略を担当する部署については、次の通りブランド別の組織に改定する。
第1ブランド戦略部：サッポロブランド担当（ビール）
第2ブランド戦略部：ヱビスブランド担当
第3ブランド戦略部：発泡酒・雑酒担当
第4ブランド戦略部：新カテゴリー担当
2．市場調査室の新設
経営戦略部に市場調査室を新設し、経営戦略部未来開拓G及びブランド戦略部企画Gで担当している調査関係業務を統合する。
3．コーポレートコミュニケーション部の新設
対消費者、対マスコミ等の社外窓口業務を統合する観点から、コーポレートコミュニケーション部を新設する。現在の経営戦略部広報室、CS推進部お客様相談センター、コンプライアンス部インターネット推進室の業務を同部に移管する。製品関連の問題に対する危機管理体制の整備と強化を図るため同部内に危機管理室を新設する。
4．エンジニアリングセンターの廃止について
「最新技術の研究・開発、既存技術の継承、工事設計・調達・管理等の機能の強化に関する業務を効率的に分担する」という所期の役割を終えたため廃止する。
5．商品・技術開発部の新設
開発関係の組織を集約する観点から製造部生産・技術開発センターと機器・包装開発センターならびにブランド戦略部商品開発センターを統合し生産技術本部直轄組織として商品・技術開発部を新設する。
6．国際関係業務の統合
国際事業部と営業部輸入酒類グループを統合し、マーケティング本部内に国際部を新設する。
7．CS推進部の廃止
CS推進部を廃止し、お客様相談センターはコーポレートコミュニケーション部へ移管し、これ以外の営業推進業務については新設される広域営業本部営業推進部に移管する。
8．サポート部門業務の統合
人事総務部、経理統括部業務の中のサポート部門業務を、サッポロホールディングスの新組織「ビジネスサポート統括部」へ移管することに伴い、人事総務部総務センターは廃止する。
［地区本部関係］
酒類免許自由化により、免許取得を進める組織小売業に対する営業体制を更に強化すると共に、業務用の営業力強化に向け、組織を改定する。
業態別組織（家庭用・業務用）を基本とするが、効率的な営業活動の実現と組織力強化の観点から、一部地区本部において家庭用と業務用の一体型組織への改編を行う。
1．北海道本部
・札幌支社の組織名称を「北海道本部」に改称する。
・業務用の営業力を強化するために現行札幌支店と道央支店を統合し、新「札幌支店」を設置する。
・現行流通営業部の管轄を、全道の組織小売に拡大する。現行道南支店、道東支店及び道北支店の組織小売担当者は流通営業部の所属とする。
2．東北本部
・現行外食営業部、仙台支店及び東北西支店を改編し、新たに「仙台中央支店」及び「東北第1支店」を設置する。
・現行東北東支店の組織名称を「東北第2支店」に改称する。
3．首都圏本部
・重要市場である神奈川県の営業強化を目的に「横浜支社」を新設する。現行首都圏第1支社横浜支店及び首都圏第2支社神奈川支店を横浜支社に移管し、「横浜中央支店」と「神奈川支店」を設置する。
4．関東甲信越本部
・効率的な組織運営の実現と組織力強化を目的として現行第2流通営業部を廃止し、同部が管轄する新潟県における組織小売業に関する業務を新潟支社に、長野県及び山梨県における組織小売業に関する業務を甲信支店にそれぞれ移管する。
・第2流通営業部の廃止に伴い、現行第1流通営業部の組織名称を「流通営業部」に改称する。
5．東海北陸本部
・効率的な営業活動の実現を目的として現行三岐流通営業部と、名古屋第2外食営業部が管轄する岐阜県及び三重県における業務を所管する組織として「三岐営業部」を新たに設置する。
・現行愛知特約店営業部は愛知県に加え三重県及び岐阜県を管轄とし、「特約店営業部」に改称する。
・現行中京外食営業部と名古屋第1外食営業部を統合し、新「名古屋第1外食営業部」を設置する。
6．近畿圏本部
・現行流通営業部及び外食営業部を廃止する。
・効率的な組織運営の実現と組織力強化を目的として、現行京都支社と京都外食営業部を統合し、新「京都支社」を設置、現行神戸支社と神戸外食営業部を統合し、新「神戸支社」を設置する。
○現行大阪第1営業部を「大阪第1支社」に、大阪第2営業部を「大阪第2支社」に改称する。
7．広域営業本部
・営業推進部を新設し、営業本部CS推進部の担当するお客様相談センター以外の業務を移管する。
