伊藤ハム(株)は、江蘇雨潤(ユールン)食品産業集団(本社:南京市以下雨潤社)、三井物産(株)と三井物産(中国)有限公司は9月9日、4社の合弁会社である伊藤食品(北京)有限公司設立に向け、合弁契約書に調印した。
今後は10月に新会社を設立するため中国政府に認可申請するが、これにより同社は、日本のハムソーセージ業界で初めて、中国国内における自社ブランド製品の生産・販売に本格的に取り組むこととなる。
中国沿岸部、都市部の冷蔵庫普及率は100%を越えているが、現在の中国のハムソーセージの主流は未だレトルトによる常温流通となっている。
合弁会社の製造販売するハム・ソーセージはチルド流通であり、伝統的な中国のハム・ソーセージから、若い世代を中心に食のグローバル化に合わせた洋風のハム・ソーセージへと顧客の嗜好が変化する中、今後も大きな伸びが期待できる。
こうした環境の変化を受け、同社は、平成14年8月より雨潤社に対して技術指導を行い、同社北京工場(北京市通州区)において伊藤ハムブランドの商品を製造し、北京市を中心としたスーパーマーケットでテスト販売を実施してきた。
また、昨年7月には同工場に隣接した伊藤ハム製品専用工場(合弁会社にリースの予定)が、新たに稼動している。
合弁会社設立により、伊藤ハムは、中国国内向けの伊藤ハムブランド製品の販売強化と、価格競争力のある製品を日本国内に輸入することにより、日本における業務用市場への拡販にも取り組んでいく。
伊藤食品(北京)有限公司の概要
資本金:280万$
出資割合:伊藤ハム60%、北京雨潤食品有限公司25%、三井物産5%、三井物産(中国)有限公司10%
販売地区:北京市を中心とした主要都市
販売目標:平成19年12月期年間生産量2100t、売上高7000万元