日本郵船は6月23日、中国の南通中遠川崎船舶工程有限公司で建造していた、30万重量トン型鉱石専用船「BAO MIN」(宝民)を11日に竣工したと発表した。
宝民は、宝山鋼鉄向け鉄鉱石の長期輸送を行い、今後20年間に年間約120万トンを主にブラジルから輸送する。日本郵船が宝山鋼鉄と締結している長期契約全5系列のうちの4系列目で、10月には新造の25万重量トン型鉱石船を投入する。
宝民は、3月に竣工した大分丸に次ぐ2隻目の30万重量トン型鉱石専用船で、日本郵船は日本の船社として初めて、南通中遠川崎船舶工程が開発した30万重量トン型鉱石船の引渡しを受けた。