LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

JFEホールディングス/「環境報告書2004」発行

2004年10月06日/未分類

JFEホールディングス(株)は、「JFE環境報告書2004」を発行した。

詳細は下記アドレスを参照。
http://www.jfe-holdings.co.jp/environment/pdf/environment2004_j.pdf

物流における環境配慮の取り組み内容
1)モーダルシフトの推進
・輸送ロットの改善による陸上輸送品の海上輸送化(約6万t/年)
2)トラクター排出ガスの低減
・低排出ガス新規車輌の積極的な導入
・首都圏を中心に強化されたSPMなどの環境規制への対応
3)車輌の大型化、システム導入
・160tキャリア車および特殊大型車輌の導入
・トレーラー輸送効率を最適化する自動配車システムの開発・導入
4)その他
・船内保定資材のリサイクル使用率の向上および梱包の簡素化

JFEスチールは、鉄鋼輸送での燃料消費によって発生するCO2やNOx、SPMの削減も大きな課題と考えている。そこで、モーダルシフトを推進し、車輌・船舶を効率的に運用するとともに輸送手段を合理的に選択するなど物流における環境負荷低減に取り組んでいる。

革新船導入による海上輸送の効率化
海上輸送は、特殊大型車輌が船内に直接乗り込み、パレットに積載した製品をパレットごと荷積み、荷降ろしする「RORO船」などの革新船を導入している。これによって、所内での輸送ハンドリング回数の削減や岸壁での積替作業を省略でき、省エネルギーなど環境負荷低減をはかることができる。
また、一般船も、船舶の動静情報や積み地、揚げ地情報を内航センターで一元的に管理し、船舶の積荷なし空船の船数を削減するなど、効率的な輸送を行っている。

大型車輌導入による所内輸送の効率化
所内での製品や素材の輸送用には160トンキャリア車やその他の特殊大型車輌を導入している。これらの車輌を導入することにより、従来のトレーラー輸送に比べて1回あたりの輸送積載量を多くし、CO2などの総排出量を削減している。なお、160トンキャリア車は、通常のトレーラー輸送と比べ、CO2の総排出量を約10%削減することができる。

輸送システム構築による陸上輸送の合理化
鉄鋼製品の陸上輸送の効率化を目的とした会員制のインターネット共同輸送システムを構築している。このシステムは、貨物情報と車輌情報をリアルタイムに把握できることから、品種特性や顧客の指定条件に最適な車輌を配車できます。これにより、従来は複荷確保が困難であった輸送ルートでの集荷が可能となり、実車率を向上させ、省エネルギーなど環境への影響を低減している。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース