日清食品(株)は、中国から輸入する原材料の安全性を確保することを目的に、中国・上海市に「日清上海食品安全研究所」を設立した。
同社は、消費者の視点に立って製品の品質・安全性を確保するために2002年6月、「食品安全研究所」(滋賀県草津市)を設立し、すべての原材料の「残留農薬・未登録農薬」、「残留動物用医薬品」、「微生物汚染」等の検査を自主的に実施してきた。
新たに「日清上海食品安全研究所」を中国・上海市に設立し、中国産の原材料を日本に輸出する際、事前に検査し、合格したものだけを輸入するシステムを採用する。
これにより製品の安全性をより早くチェックすると共に、生産計画や販売計画に影響を及ぼすリスクを排除し、当研究所は検査業務の他に中国の資材工場での工程管理および技術指導を行うため、より高品質な原材料を確保することが可能になる。