プラス(株)の物流子会社であるプラスロジスティクス(株)は、中古オフィス家具の競売ビジネスに参入した。
事業名称は、循環型トータル・リサイクル・システム「MRS(Material Reverse System)」。MRSは、引越し・リニューアル時に企業で不要になったデスク、いす、キャビネット等のオフィス家具を下取り、リユース(再使用)可能な商品は、週1回のペースで開催するオークションでリサイクルショップ向けに販売し、不要家具の効率的な市場への還元を図る。
また損傷が激しくリユースできない商品は、業務提携先の(株)ナカダイに委託し、再生資源を中心とした適正処理を行う。
MRSの運営にあたっては、プラスのオフィス家具を製造する前橋工場(群馬県前橋市)近くのナカダイ前橋支店内に分別作業とオークションを行うマテリアル・リバース・センターを開設する。
事業エリアは、関東の1都6県(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)。他メーカー製品も対象とし、2002年6月10日よりテスト稼動を開始しており、8月中旬に本格稼動の予定で、2006年をめどに全国展開を目指す。
廃棄物・リサイクル産業は1997年から2010年にかけて、約1.5倍の成長が見込まれており、中古オフィス家具市場でも、企業のリストラクチャリングを背景に年々拡大傾向にある。
MRSは、1年間で鉄材約270t、梱包材約170tなどをマテリアルリサイクルした、PL物流センター(群馬県前橋市)の実績をベースに実現したもので、プラスと一体になったオフィス家具メーカー主導の市場参入は今回が初の試み。
なお同システム立ち上げにより、初年度の下取り目標である、不要オフィス家具約300tのうち約5割をリユースに活用できると見込んでいる。
■「MRS(Material Reverse System)」の仕組み
(1)ユーザー企業を訪問し、不要オフィス家具を無料見積りの上、下取り。
(2)下取り後、マテリアル・リバース・センターでオークションを実施(週1回を予定)。
(3)リユース不可商品及び廃棄品は、提携廃棄物処理業者「ナカダイ」に引渡し、マテリアルリサイクルを中心に適正処理を実施する。
・事業開始:2002年8月中旬
・事業エリア:無料見積り、下取りサービスとも関東1都6県(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木)
・下取り目標:初年度約300t 内リユース150t・リサイクル150t
・売上目標:初年度1億円、3年後10億円
・参加業者(リサイクルショップ):10~20社予定
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プラスロジスティクス/中古オフィス家具の競売市場に参入
2002年07月25日/未分類
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