日本オラクル(株)は、国土交通省の自律的移動支援プロジェクトへの技術支援を強化するため、オラクルの位置情報サービス基盤である「Oracle Location-Based Servicesフレームワーク(以下:Oracle LBSフレームワーク)」をトロンOSの開発基盤である「T-Engine」に対応する。
日本オラクルは、携帯端末上に搭載する小型のデータベースである「Oracle Lite」を昨年「T-Engine」に対応するなど、ユビキタス・コンピューティングの実現に向けた積極的な取り組みを行っている。
また、「OracleLBSフレームワーク」は、パソコン、PDAや携帯電話などで地図を速やかに描画し、高速で柔軟なスクロール操作を可能にする、オラクルのデータベースとアプリケーションサーバーをベースにした位置情報サービス基盤で、地図情報サービス提供会社などへの導入実績を持つ。
国土交通省の推進する自律的移動支援プロジェクトは、携帯端末、インターネット、カーナビゲーションシステムなどを通じて、「移動経路」、「交通手段」、「目的地」などの位置情報について、「いつでも、どこでも、だれでも」がアクセスできる環境を提供することが求められている。
日本オラクルは、今後同プロジェクトをきっかけに普及が期待される「T-Engine」を基盤とした携帯端末「ユビキタス・コミュニケーター」上での位置情報サービス基盤として、「OracleLBSフレームワーク」の搭載を可能にするために、同製品の「T-Engine」対応版を開発する。
これにより、自律型移動支援プロジェクトへの技術支援体制がより一層強化され、2004年10月より始まっている同プロジェクトの神戸での事前実証実験に「OracleLBSフレームワーク」の「T-Engine」対応版が提供される。
●自律的移動支援プロジェクトについて
すべての人が持てる力を発揮し、支えあって構築する「ユニバーサル社会」の実現に向けた取り組みの一環として、社会参画や就労などにあたって必要となる「移動経路」、「交通手段」、「目的地」などの情報について、「いつでも、どこでも、だれでも」がアクセスできる環境をつくっていくための検討を行うことを目的としている。
検討にあたっては、社会実験を積み重ねることにより、全国的な展開を図っていくことが現実的であることから、阪神淡路大震災(平成7年1月17日)以来、自律的な復興に取り組み、陸・海・空の交通機関が集中し、観光入り込み客も多い、国際都市神戸をモデル地域として取り上げ、2005年を目途に、順次、神戸市中心部をエリアとし、道路、鉄道、空港、港湾、公園、主要施設等の経路、施設利用方法など、自律的移動に必要とされる情報を収集、整理し、適切な情報ツールによる提供システムの構築を目指している。
その他の情報については自律的移動支援プロジェクト推進委員会の下記アドレスを参照。
http://www.jiritsu-project.jp/index.html