(株)ヨ-クベニマルは平成17年2月期決算短信における主な物流戦略下記のとおり。
経営成績
お客さまの満足度を高めるために1店舗1店舗が情報を集め、仮説に基づいた販売計画と発注ミーティング、売場づくりを行うとともに、結果をデータで検証した。
また、時間帯別販売計画の作成・実行により商品発注業務の精度向上を図るとともに、整理・整頓や備品・商品在庫の定位置管理を通した在庫マネジメントのレベルアップや作業効率の改善に努めた。
食品部門は、食品の安全性に対するお客さまの関心の高まりに応えるため、安全・安心で味・品質の優れた商品や産地の開発に注力するとともに、ホームページによる食品のトレーサビリティ(生産履歴)開示を新たに始めた。また、個食化への対応として少量パック販売やバラ販売も行った。
生鮮食品は、鮮魚部門で日本全国からの集荷体制の確立と調理・販売技術の向上に取り組んだ。
旬の生さけとして「北海道野付産生秋さけ」の産地開発や、国産うなぎでは静岡産に続いて「鹿児島産うなぎ」の開発育成に取り組み、精肉は、加工肉の主力商品でもあるオリジナル商品の「ウインナー」や「ロースハム」の味を改善した。
青果では、フィリピン産の「プレミアムバナナ」の開発や、「レタス」の産地リレーと低温配送、化学肥料に頼らず「ムクダイ」という自然素材の土壌改良材を使用して契約農家が栽培した「ムッくん」シリーズ野菜の取組み拡大など、安全で美味しい商品の開発を進めた。
次期の見通し
次年度、「感動・創造・挑戦」をキーワードに、引き続き、「個店経営の確立」、「商品開発の強化」、「基本4項目(フレンドリーサービス、クリンネス、鮮度と味の追求、品切れ防止)の徹底」という基本方針に取り組み、新たな方針として「技術革新」を追加し、作業効率の改善や従業員1人1人の技術と能力の向上に取り組んでいく。