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BASF/統合石化拠点「フェアブント」の商業生産開始

2005年07月03日/未分類

BASF(本社:ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェン)と中国石油化工集団(SINOPEC)の折半出資の合弁会社BASF-YPC社は、中国・南京でスチームクラッカーと9基の川下製品向けのプラントから成る統合石化拠点「フェアブント」の商業生産を開始した。

220ヘクタールの広大な生産拠点では、急成長する中国市場向けに年間170万トンの高品質な化学品とポリマーを生産します。同フェアブントへのこれまでの投資総額は29億ドルに及ぶ。

140年に及ぶBASFの歴史の中で、南京のフェアブントは単独の投資案件としては最大規模で、アジア太平洋地域におけるBASFの戦略上、不可欠な生産拠点。

BASFは、2010年までに全世界での化学品事業の売上と利益の20%をアジア太平洋地域で占め、さらにその20%の売上、利益の内、70%を現地での生産で賄う目標を掲げている。

南京に新設されたフェアブント拠点は、この目標達成に向けて重要な役割を担う。

2001年9月の工事着工以来、基本的な機械設備の設置は2004年末までに完了し、顧客向けの生産は2005年1月から開始した。

スチームクラッカーの主要製品はエチレンとプロピレンで年産能力は60万トン。これらは川下製品向けの原材料として使用されます。生産行程でのエネルギー供給と、生産物のロジスティクスの最適化を図るために、拠点にはガス発電所と揚子江支流の国際港も備えられている。

建設のピーク時には、22カ国からの技術者と1万5,000人の労働者がプラントやインフラストラクチャーの工事に携わった。

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