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郵船航空サービス/平成18年3月期第1四半期財務・業績の概況(連結)

2005年08月10日/未分類

郵船航空サービス(株)の平成18年3月期第1四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。

当第1四半期の当社グループの貨物取扱いは、海外において順調な伸びを確保したが、国内ではほぼ横這いに止まった。

航空貨物の欧米向けを中心に自動車関連部品やデジタル家電製品の輸送が好調に推移しましたが、半導体製造装置を中心としたハイテク関連品の世界的な在庫調整により、アジア向けを中心に輸送需要に減速感が強まった。

一方、原油価格の高止まりに伴う輸送コストの上昇が続いており、同社グループは、輸送効率向上などによる費用削減にも努めた。

所在地別セグメントの状況
日本
貨物運送事業は、航空輸出は自動車関連部品が全般に好調だったが、アジアにおけるハイテク関連製品の在庫調整により、アジア向け輸出が減少した。

航空輸入は医療機器や生鮮品などが堅調に推移し、また旅客事業は好調な法人需要に支えられ順調な実績となった。

一方、原油高に起因する仕入れ航空運賃の増加や減価償却費の負担増もあり、国内関連子会社を含めた営業収益は20,371百万円(前年同期比105.4%)、営業利益は900百万円(同56.5%)となった。

北米
自動車関連部品や食品関連を中心に、航空輸出取扱いが順調に伸びたほか、航空輸入の取扱いもアジアからのデジタル家電関連や自動車関連部品が好調に推移した。

海上貨物輸送やロジスティクス事業もバランス良く順調に業容を拡大しており、営業収益は3,573百万円(前年同期比131.8%)、営業利益は163百万円(同215.2%)となった。

欧州
自動車関連部品や電子機器を中心に、アジアからの航空輸入が順調に伸びたほか、海上貨物輸送においても自動車部品や電子部品等の輸出入が堅調に推移した。営業収益は3,838百万円(前年同期比115.4%)、営業利益は216百万円(同92.2%)となった。

東アジア
航空輸出はデジタル機器関連や、プリンタなど事務機器を始め自動車関連出荷が増加し、中でも上海・韓国などで大幅な取扱いの伸びを記録した。

航空貨物輸入ではハイテク部品の在庫調整の影響で、台湾・韓国で取扱いが減少した。海上貨物輸送は、輸出入ともに好調に推移した。営業収益は6,623百万円(前年同期比129.1%)となりましたが、輸送コストの増加が影響し営業利益は311百万円(同86.3%)となった。

南アジア・オセアニア
自動車関連部品やデジタル機器関連の域内物流や、デジタル家電製品の航空輸入取扱いが順調に推移した。海上輸送でも米国向けの自動車関連部品輸出や、アジアからの輸入などが好調に推移しました結果、営業収益は3,698百万円(前年同期比121.1%)、営業利益は188百万円(同189.3%)となった。

当第1四半期における業績につきましては予想を下回る進捗となっておりますが、足元の第2四半期の滑り出しも国内については基調の変化はないものの海外については順調に推移しており、中間期の連結業績予想につきましては、前回公表(平成17年5月12日)の予想通り営業収益は75,000百万円、経常利益は4,450百万円、中間純利益は2,850百万円と見込んでいる。

今後の見通しは、米国経済は堅調に推移すると見られ、またハイテク関連製品の世界的な在庫調整が一巡する本年度後半以降に向け荷況回復が期待される。

こうした環境下航空貨物業界の事業環境は底固く、今後も堅調に推移するものと思われ、現時点における下半期の連結業績予想は期初予想と変わらず、通期連結業績予想を前回公表数値(平成17年5月12日)の営業収益154,500百万円、経常利益9,500百万円、当期純利益5,750百万円。

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