澁澤倉庫(株)の平成18年3月期第1四半期財務・業績の概況(連結)の経営成績は下記のとおり。
物流事業には、配送センター業務の拡大や輸出入貨物の取扱量増大を中心課題として営業活動の強化に注力するとともに、不動産事業も、昨年5月に稼働した賃貸オフィスビル「澁澤シティプレイス永代」が寄与したほか、既存賃貸施設の機能改善によりテナント維持に努めた。また、所有資産の有効活用のため新たな展開を検討した。
この結果、当第1四半期の連結経営成績は、営業収益は136億2千3百万円と前年同期比4.5%の増収となった。
また、営業費用の面で「澁澤シティプレイス永代」の開業に係る一時費用が解消したこともあり、営業利益は5億9千4百万円と前年同期比40.7%の増益、経常利益は6億8千2百万円と前年同期比51.2%の増益。
しかしながら、四半期純損益につきましては、当第1四半期より適用した「固定資産の減損に係る会計基準」による減損損失40億7千1百万円を特別損失に計上した結果、35億7千9百万円の損失となった。
セグメント別の概況
(1)物流事業
倉庫業務は、配送センター業務の拡大により、保管、荷役とも取扱量が増加し営業収益は前年同期比増収。
港湾運送業務は、輸出入貨物の取扱いが増加し、在来船における船内荷役業務も好調に推移したことにより、営業収益は前年同期比増収。
陸上運送業務は、家電製品をはじめとする消費財の輸配送業務取扱いが伸張したほか、フェリー輸送が好調に推移し、引越業務も堅調だったことから、営業収益は前年同期比増収。
国際輸送業務は、航空貨物の取扱いは低調だっが、海上貨物は輸出入ともに取扱いが増加したため、営業収益は前年同期比増収。
この結果、物流事業全体の営業収益は、120億5千5百万円と前年同期比4.1%の増収となった。
不動産事業、その他事業(省略)