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澁澤倉庫/国際輸送の好調は引越減少で相殺

2008年08月11日/決算

澁澤倉庫の2009年3月期第1四半期決算は、売上高142億2300万円(前年同期比0.5%減)、営業利益5億700万円(21.5%増)、経常利益5億6900万円(1.9%増)、当期利益3億1400万円(12.6%減)と減収増益となった。

国際輸送業務で航空・海上とも取扱量が増加。倉庫業務も前年度に稼働を開始した名古屋営業所の新倉庫が寄与したが、陸上運送業務での不採算業務の整理、引越業務の落ち込みなどが足を引張り、結果的に売上高は微減となった。

部門別の概況では、物流事業・倉庫業務で名古屋営業所新倉庫の新設効果が現れ、保管料、荷役料とも増加。港湾運送業務は、輸出入荷捌貨物は堅調に推移する一方、在来船貨物の船内荷役の取扱いが減少。横ばいで推移した。

陸上運送業務は、業務整理で不採算業務から撤退し、引越業務で大型案件が受注できず減少した。国際輸送業務の航空貨物業務は、中国などアジア向け輸出貨物が堅調だったこと、海上貨物もアジア向け国際一貫輸送が伸長し、全部門中最も伸びの水準が高かった。これらの要因で、物流事業全体の売上高は126億8100万円(0.4%減)と横ばいとなった。

通期の業績予測では、燃料費や原材料費の高騰が予想以上に推移していることを踏まえ、5月15日に公表した予測値を下方修正し、売上高は289億2000万円(前回発表時より3.2%減)、営業利益は11億8000万円(18.6%減)、経常利益は11億2000万円(17.6%減)、当期利益6億円(20.0%減)とした。

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