大日本印刷(株)は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなど、フラットパネルディスプレイの急速な需要拡大に対応するため、広島県営三原西部工業団地(小原地区)に、フラットパネルディスプレイ用反射防止フィルム(以下:反射防止フィルム)の新工場を建設する。
DNPは、1993年より、同工業団地内に、液晶ディスプレイ用カラーフィルター、プロジェクションテレビ用スクリーン、ブラウン管用シャドウマスクなど、各種ディスプレイ用部材の工場を保有しており、新工場は、隣接地を新たに取得して建設するもの。
新工場の概要は、敷地面積53,000m2、建築面積7,200m2、延べ床面積17,000m2、鉄骨3階建。免震構造の建物、製造設備、付帯設備をあわせて、投資額は3年間で約150億円。2005年10月に着工し、2006年10月の竣工および稼動開始を予定している。
新工場の生産能力は、当初、月産500万m2とし、その後、段階的に拡大して、2008年3月までに月産1,000万m2とする計画。