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豊田自動織機/燃料電池フォークリフト開発

2005年10月13日/未分類

(株)豊田自動織機は、フォークリフト用燃料電池ハイブリッドシステムを、フォークリフトメーカーとして初めて自社開発した。 搭載の燃料電池ハイブリッドシステムはトヨタ自動車(株)との共同開発によるもので、今後も同社と共同で、自動車の先端技術や部品の活用により、高性能で低コストな燃料電池システムの開発を目指す。 近年、世界的な地球環境保全意識の高まりと、トータル物流コスト削減ニーズに応える革新的技術として、燃料電池フォークリフトは高い注目を集めている。 燃料電池フォークリフトはわずかな時間で燃料充填が可能で、バッテリーフォークリフトに必要なバッテリー充電・補水・交換などの煩わしい作業を大幅に削減する。 さらに、燃料供給によりつねにパワーが持続するため、放電により電圧が低下するバッテリーよりも、稼動効率を向上させる。 特に、大型物流センターなどでフォークリフトが24時間連続使用されるケースが多い北米市場では、こうした特長を持つ燃料電池フォークリフトに大きな期待が寄せられている。 燃料電池フォークリフトは、普及に向け解決すべき技術課題があるものの、水素供給設備を工場単位で整備できること、導入によりトータル物流コストの削減効果が得られることから、インフラ面、コスト面のメリットが大きく、この点も期待される理由の一つとなっている。 トヨタFCHV-Fの特長 (1)起動・停止が頻繁で電流の出入りが激しいフォークリフトの特性に合わせ、電気2重層キャパシターとの組み合わせによるハイブリッド構成とし、燃料電池を効率よく作動。加えて制動時の回生エネルギーの活用によりシステムの高効率化を実現。 (2)高性能燃料電池「トヨタFCスタック」を搭載するとともに、その他燃料電池自動車向け部品を活用し、性能および信頼性を高めている。 (3)コンポーネント類(燃料電池スタック、高圧水素タンク等)をカートリッジ式フレームに一括搭載したモジュール構成とし、既存バッテリーとの置換えが可能。

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