第一屋製パン(株)は、平成18年12月期中間決算短信(連結)の中長期的な経営戦略及び対処すべき課題で、販売費の大半を占める物流経費を他社との共同配送をより一層推進すると共にグループ内物流の効率化を図るため、配送システムの見直しを積極的に進め物流コストの圧縮に努めているとしている。
しかし、実際の経営成績では、他社との共同配送をより一層推進したが、大手小売チェーンを中心に納品のセンター化が進んだことによる既存配送コースのコース当りの売上減少があり、それに対応すべくコースの統廃合を図りましたものの、物流コストの削減までには至らなかったとしている。
また、物流部門は、軽油価格高騰、環境対策、安全輸送対策等によるコスト負担が大きいものの、物流子会社の配送センター受託業務等が大きな収益を占め、順調に推移した。
通期の見通しでも、「パン及び和洋菓子部門」において、販売費の大半を占める物流経費は、他社との共同配送等をより一層推進すると共にグループ内物流の効率化を図るため、配送システムの見直しを積極的に進め物流コストの圧縮に努めるという。
なお、物流部門は、子会社(株)ファースト・ロジスティックスのセンター受託事業を更に拡大する等新規事業の展開も進める。