企業概要
日本郵便株式会社の事業は、日本郵便株式会社法とい法律で規定されており、郵便・物流事業、郵便局窓口事業、国際物流事業、不動産事業のセグメントに分かれています。このコラムでは、郵便・物流事業、国際物流事業について説明します。
郵便・物流事業は、郵便事業では郵便物の受付、集荷、配送までを一貫して行っています。
<郵便事業>

物流事業は、国内物流事業として、国内貨物運送に関する貨物自動車運送事業と貨物利用運送事業、宅配便とメール便の業務に相当する業務(ゆうパック、ゆうメール)を行っています。
ロジスティクス事業は、金融グループ2社から日本郵政グループ内の物流業務を一括した受託、荷主企業の物流業務と改善コンサルティングを行い、輸送、保管、荷さばき等の物流業務を一括して受託する業務を行っています。
郵便・物流事業の子会社等は、日本郵便輸送、日本郵便メンテナンス、JPロジスティクスグループ、JPビズメール、JPメディアダイレクト、JP楽天ロジスティクス、JPロジスティクス、東京米油、JPライネックス南海パーセルです。
国際物流事業は、アジア太平洋地域での国際貨物輸送、輸送・倉庫管理や資源・政府分野物流等のサービスを提供しています。子会社のToll Holdings Pty Limited社が担っています。
子会社の日本郵便輸送は、日本郵便逓送、北海道高速郵便輸送、東北高速道郵便輸送、千葉郵便輸送、関東郵便輸送、日本高速物流、東京郵便輸送、神奈川郵便輸送、北陸高速道郵便輸送、東海高速郵便輸送、大阪郵便輸送、中国高速郵便輸送、四国高速道郵便輸送、九州高速郵便輸送を統合している。
JPロジスティクスは、フットワークエクスプレス、九州産業交通運輸の特積み事業を取得し、国内物流事業を展開しています。
2025年3月期の連結業績は、営業収益3兆4,423億円(前期比3.6%増)、営業利益35億円(44.7%減)、経常利益25億円(14.6%増)、親会社株主に帰属する当期純損失42億円です。
2026年3月期の日本郵便の収支予算書によると、単独では営業収益2兆9,061億円、営業利益375億円、経常利益450億円、当期純利益450億円を見込んでいます。
国内物流事業は、営業倉庫を26 拠点 19.5 万m2まで拡大しており、営業倉庫の拡大、2025年4月にトナミホールディングスを子会社化し、郵便分野から荷物分野へのリソースシフトを進める考えです。
なお、2025年6月、点呼業務不備により、国土交通省から一般貨物自動車運送事業の許可取消処分が行われ、保有する1t以上の車両(約2,500台のトラック/全国の約330局の郵便局で使用)について使用できなくなっています。さらに、2輪についても不適切な対応があったとして、2025年8月22日に公表しています。
対応策として、確実なサービス提供と利用者の利便の確保し、再発防止策の着実な実施等を進めています。
なお、労働組合は、日本郵政グループ労働組合等の労働組合が組織されています。
■管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 男性労働者の育児休業取得率 | 労働者の男女の賃金の差異 | ||
| 全労働者 | 正規(無期)労働者 | 非正規(有期)労働者 | ||
| 9.10% | 100% | 60.10% | 60.40% | 61.70% |
(2025年3月末現在)
■物流最前線
企業情報
| 会社名 | 日本郵便株式会社 |
| 所在地 | 東京都千代田区大手町2-3-1 |
| 代表者 | 代表取締役社長 千田 哲也 |
| 営業収益 | 3,442,366百万円 |
| 経常利益 | 2,516百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期損失 | 4,200百万円 |
| 純資産額 | 740,923百万円 |
| 自己資本比率 | 14.7% |
| 従業員数 | 186,193人、外臨時従業員数126,007人 |
| 連結会社郵便・物流事業従業員数 | 101,759人、外臨時従業員数92,896人 |
| 連結会社国際物流事業従業員数 | 9,363人、外臨時従業員数2,664人 |
| 設備投資額 | 183,816百万円 |
| 郵便・物流事業設備投資額 | 85,222百万円 |
| 国際物流事業設備投資額 | 62,551百万円 |
2025年3月連結業績
事業セグメント別等業績
| セグメント | 収益 | 前期収益 | 前期比 | セグメント利益 | 前期セグメント利益 | 前期比 |
| 郵便・物流 | 2,080,881百万円 | 1,975,570百万円 | 105.3% | -38,377百万円 | -68,838百万円 | ー |
| 国際物流 | 511,729百万円 | 448,814百万円 | 114.0% | 13,365百万円 | 9,582百万円 | 139.5% |
| 郵便局窓口 | 1,008,728百万円 | 1,026,922百万円 | 98.2% | 23,194百万円 | 48,553百万円 | 47.8% |
| 不動産事業 | 63,304百万円 | 87,106百万円 | 72.7% | 15,139百万円 | 24,622百万円 | 61.5% |
※2025年3月期
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