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ニチレイ/低温物流事業、4~12月の売上高は1064億円

2011年02月08日/決算

ニチレイが2月8日に発表した2011年3月期第3四半期決によると、第3四半期累計の低温物流事業の売上高は1064億7700万円(前年同期比0.2%増)、営業利益は64億6900万円(5.3減)となった。

売上高の内訳は、物流ネットワーク586億7200万円(2.9%増)、地域保管340億6700万円(3.1%減)、海外120億8700万円(4.1%減)、エンジニアリング16億4900万円(9.2%増)。営業利益の内訳は、物流ネットワーク23億4100万円(38.7%増)、地域保管40億1800万円(15.1%減)、海外4億9800万円(23.9%減)。

物流ネットワーク事業は、主要顧客の取扱物量回復などにより運送需要が増加するとともに、輸配送業務の効率化や、前年下半期に稼働した関西地区のスーパーマーケット専用物流センターの効率運営が進んだことなどから増収・増益だった。

関東地区・九州地区でチルド・常温の温度帯での物流センター運営業務を新たに開始し、事業領域を拡大した。

地域保管事業では、夏場過ぎから荷主の在庫圧縮の動きが加速し、年末商材の集荷を進め、入庫量は前期を上回ったものの在庫は低水準で推移した。

また、在庫水準の低迷や集荷競争の激化による単価下落などが影響し減収。ローコスト運営に徹するものの、減収の影響や前期末から順次稼働した新物流センター(3拠点)の減価償却費増加などもあり減益。

海外事業(2010年1月~2010年9月)では、欧州地域でフランス低温物流事業会社の買収や輸入果汁在庫の高水準維持など増収効果はあるものの、チキンなど主力商材の輸入減少や運送・通関需要の低迷の影響を受け減収・減益 となった。

中国(上海)では、上海万博や猛暑の影響などからコンビニエンスストア店舗配送業務が堅調に推移し増収増益だった。

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