国土交通省は2月9日、2011年度の高速道路の原則無料化社会実験計画（案）を発表し、物流効率化のための夜間大型車無料化社会実験として、5路線1493kmを公表した。
夜間に並行一般道を利用する大型車が多く、無料化により高速に転換しても混雑しない区間を対象にしており、22時～翌6時に走行する中型車以上の車両（ETC）を対象に、2011年6月頃から12月まで行う計画。
なお、全車種全日無料区間については、現在の実験区間継続を基本としており、6月時点迄のデータを検証した上で、地方の意見を踏まえて、再度対応を検討する。
また、有料と無料が混在している区間の解消と延伸効果の検証を行うため6区間計329kmを追加する。
■5区間は下記の通り
道央自動車道＝千歳恵庭JCT～落部、212km
東北自動車道＝青森～富谷JCT、331km
磐越自動車道・北陸自動車道＝郡山JCT～米原JCT、618km
北関東自動車道＝栃木都賀JCT～水戸南、81km
九州自動車道＝鳥栖JCT～鹿児島、252km
■全車種全日無料の追加区間
道東自動車道＝夕張～占冠、35km 2011年供用予定
秋田自動車道＝秋田中央～北上JCT、114km
舞鶴若狭自動車道＝小浜～小浜西、12km 2011年供用予定
米子自動車道＝米子～落合JCT、67km
大分自動車道＝日出JCT～大分、22km
宮崎自動車道＝えびのJCT～宮崎、81km
