豊田自動織機と東洋電機製造は2月21日、モーター・インバーター事業に関する業務・資本提携基本契約を締結したと発表した。
今回の提携は、豊田自動織機が電動フォークリフトで培った中小型・高効率の電気駆動システム技術を有し、一方で東洋電機製造は鉄道分野の高圧・大容量のモーター・インバーター・制御技術に強みがあり、技術面での相互補完が可能と判断したもの。
提携内容では、産業機械向けモーター・インバーター、電気駆動システムの開発・製造・販売を行う合弁会社を、豊田自動織機60%、東洋電機製造40%の出資比率で、2011年6月をめどに設立する。
また、提携をより強固とするため、豊田自動織機は東洋電機製造の普通株式210万株を10億3110万円で、東洋電機製造は豊田自動織機の払い込み金額と同額の取得可能な株式を市場買付けで取得する。