日本郵船は3月12日、東北地方太平洋沖地震による同社運航船舶3隻の被害状況を発表した。
福島県相馬市の相馬港で「SHIRAMIZU」(載貨重量トン91,439トン、積荷:石炭約7万トン)が揚荷役準備中に、全係船索が切断し、防波堤内にて座礁した。
バラストタンクおよび燃料タンクに浸水があり、船外への漏油を確認。乗組員(フィリピン人22名)は全員無事で、救援船が現地に向った。
福島県南相馬市の原町港で「SHIROUMA」(載貨重量トン77,739トン、積荷:石炭約7万トン)、石炭揚荷役中に、全係船索が切断し防波堤内にて座礁した。
燃料タンクに浸水が確認されているが、船外への漏油は現在のところ確認されていない。なお、本船乗組員(フィリピン人21名)は全員無事で、救援船を手配中。
福島県いわき市の小名浜港で「CORAL RING」(載貨重量トン75,395トン、積荷:石炭約6万トン)
が石炭揚荷役中に、地震の影響で岸壁に衝突した。
船体に損傷が確認され、船外への漏油は現在のところ確認されていない。
緊急投錨して小名浜港沖約2.5キロの位置に停まっており、乗組員(日本人1名、フィリピン人20名)は救助され、全員無事。救援船が現地に向った。
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