大王製紙は3月28日、震災により被害を受けたグループの紙・板紙、家庭用品の全生産設備の操業を再開したと発表した。
紙・板紙生産工場は、子会社であるいわき大王製紙(福島県いわき市:新聞用紙、段ボール原紙の生産工場)が、原子力発電所の放射性物質の漏出問題を踏まえて操業再開を延期していたものの、24日に新聞用紙抄紙機、25日に段ボール原紙抄紙機の操業を再開した。
大人用紙おむつ、生理用品等の生産工場は、建物・生産設備の被害は軽微であったため、22日までに順次操業を再開している。
28日午前9時には大宮製紙富士宮工場(静岡県:ティシュー、トイレット等の生産工場)のティシュー加工機の復旧を終え操業を再開した。