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吉野家HD/物流改革の実施で収益構造を改善

2011年04月15日/SCM・経営

吉野家ホールディングスは4月14日、2011年2月期の決算で、物流改革などで収益構造を改善し、減収増益となったと発表した。

節約志向や購買意欲の停滞等から消費者の外食を控える傾向は依然として強い。経営環境は引き続き厳しい状況が続いているとし、同社では今期「今後、外部環境がさらに悪化し、売上高が減少したとしても今期末までに連結営業利益率5%を達成できる収益構造をつくり上げる」とし、経営課題「CONQUEST-5」を掲げ、グループ全社で実行した。

課題実現では、グループ横断的な取り組みであるグループ商品物流プロジェクトによる商品調達コスト低減や物流のグループ統合化に向けた物流改革の実施、また、グループ内の間接業務の効率化を図る施策の一つとして東京都北区への本社移転等を実施した。

これらの効果により、連結売上高1713億1400万円と減収となったが、主要各社の仕入コスト低減策や収益力改善施策により連結営業利益51億1600万円、連結経常利益55億900万円と増益となった。

次期についても、前期に引き続きグループ内の購買・物流の一元化に向け統廃合を図るとともに、グループ間接業務の統合化を進めることで更なるコストの低減と利益追求できる体制づくりに注力するとしている。

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