LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





名糖運輸/3月期の売上高0.4%増、営業利益21.4%減

2011年05月09日/決算

名糖運輸が5月9日に発表した2011年3月期決算によると、売上高464億5700万円(前年同期比0.4%増)、営業利益7億5200万円(21.4%減)、経常利益8億800万円(22.0%減)、当期損失1億8800万円となった。

グループ各社が保有する全トラックへのドライブレコーダーの装着とそれにより収集されたデータの活用、事業所内防犯カメラの設置と活用、運輸安全マネジメントシステムの構築、ISO認証取得の継続、さらにコンプライアンス推進担当者会議の毎月開催による安全・品質情報の共有化などを実施し、企業活動の品質を高め「CHILLEDLINEMEITO」のブランド力向上に努めた。

また、収益面の改善策として、首都圏における配送の一元管理による効率化を推進し、顧客の協力を得て配送コースの合理化を進めるとともに、これを関西地区においても着手。また、2010年11月に関東圏のハブセンターとして、埼玉県日高市に日高物流センターを取得し、より一層の効率化を図るとともに新規顧客の獲得に努めた。

しかし、東日本大震災の津波により、仙台物流センターの建物、冷蔵設備などの建造物とトラックが壊滅的な被害を受けた。

さらに、その後の東京電力管内の計画停電、関東・東北圏の燃料不足、顧客の生産能力の低下などにより、東日本における営業活動に多大な影響があった。このような状況から、仙台物流センター等に係る災害による損失4億1200万円を特別損失に計上した。

来期の通期業績予想は、売上高465億円(0.1%増)、営業利益7億3000万円(2.9%減)、経常利益8億2000万円(1.5%増)、当期利益4億6000万円を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース