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日通/3月期の売上高3.0%増、営業利益15.7%減

2011年05月20日/決算

日本通運が5月20日に発表した2011年3月期決算によると、売上高1兆6171億8500万円(前年同期比3.0%増)、営業利益316億2900万円(15.7%減)、経常利益406億8800万円(7.8%増)、当期利益85億4100万円(32.0%減)となった。

複合事業(運送、国内会社)では、国内の輸送需要の減少により、各種取扱いが減少したことに加え、東日本大震災の影響により、最商戦期の引越取扱いが大幅に減少したこと等から、売上高は7174億円(4.5%減)となり、営業利益は83億円(43.1%減)となった。

航空・旅行(運送、国内会社)では、世界経済の回復を受け、輸出入貨物の取扱いが増加したこと等から、売上高は2034億円(10.6%増)となったが、営業利益は9億円(63.9%減)だった。

海運(運送、国内会社)では、世界経済の回復を受け、輸出入貨物の取扱いが増加したこと等から、売上高は1242億円(12.2%増)となり、営業利益は54億円(62.6%増)となった。

米州(運送、海外会社)では、世界経済の回復を受け、航空、海運ともに順調に推移したが、特に自動車関連貨物、電子機器等の航空輸出貨物の取扱いが大幅に増加したこと等により、売上高は428億円(13.5%増)となり、営業利益は15億円(636.2%増)だった。

欧州(運送、海外会社)では、世界経済の回復を受け、自動車関連貨物の輸出が増加したことや家電関連の部材・製品の輸入が増加したこと等により、売上高は450億円(0.8%増)となり、営業利益は17億円(306.1%増)となった。

東アジア(運送、海外会社)では、世界経済の回復を受け、欧米向け家電関連の部材・製品の荷動きに加え、アジア域内向けの荷動きも全般的に好調であったこと等により、売上高は769億円となり、営業利益は20億円だった。

来期は、売上高1兆6200億円(0.2%増)、営業利益350億円(10.7%増)、経常利益420億円(3.2%増)、当期利益210億円(145.9%増)を見込んでいる。

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