商船三井は5月24日、フィリピン・マニラ郊外の自営船員訓練施設に高性能操船シミュレーターを新設したと発表した。
シミュレーターはTRANSAS社製フルミッション操船シミュレーター。235度の大型スクリーンを利用し、実船に近い、臨場感あふれる操船のシミュレーションが可能。5月13日には現地関係者を招き、同シミュレーターを使用した訓練プログラムのデモンストレーションも行われた。
同社は以前から、独自のシナリオに基づいた操船プログラムを開発・実施してきた。本シミュレーターの設置によりシステムが強化され、「超大型鉄鉱石専用船(Very Large Ore Carrier=VLOC)操船訓練プログラム」の実施が可能となった。
今後も各種船型対応の操船訓練とBRM訓練(1000町航海士など、操船を行うブリッジの構成メンバーで、航海中に起こりうるさまざまな状況を想定して、その対応を行う模擬訓練)を行っていく。
【PR】野村不動産/10月23~25日、「名古屋スマート物流EXPO」に出展