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JFE物流/鋼材・消費財の併用可能な新型トレーラ開発、共同輸送強化

2011年05月26日/国際

JFE物流は5月26日、天井クレーンによる荷役の可能なウィング車「ルーフスライドウィングトレーラ」を導入したと発表した。

<ルーフスライドウィングトレーラ>
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ルーフスライドウィングトレーラは、ルーフ(天井)部分が折り畳みながら左右にスライドするもので、天井クレーンで積み降ろしを行うことが可能となったことで従来のウィング車では扱えなかった鋼材も積載可能となった。

<フォークリフト作業時(一般消費財荷役時)>
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庇部分が濡れ防止の機能を持つため、金属製ボディのウィング車として、鋼材輸送の共同輸送対象貨物が拡大し、一般消費財や精密機器などの、より品質管理の厳しい貨物の輸送も可能にした。

新車輌は日本トレクス(愛知県豊川市)と共同で開発し、車輌導入と運行はJFE物流グループのJ-ロジテックが行い、5月下旬から第1号車(最大積載量24トン)を運行し、その帰り便として北関東地区から都心へ向けて飲料を輸送する。

<物流フローの例>
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同社では、2008年にバンテックと共同で鋼材と自動車部品を同一車輌で輸送できる併用車輌を開発・導入し、共同輸送を開始し、往きは鋼材、帰りは自動車部品の往復実輸送(ラウンド輸送)と、輸送効率化によるCO2の排出を削減してきた。(CO2排出削減効果:1台あたり年約47トン)

現在、JFE物流グループでは京浜地区から北関東方面に向けて1日70台を超えるトレーラによる鋼材輸送があり、今後の需要に応じて2号車以降の導入を検討し、共同輸送の対象貨物を拡大することでCO2排出削減を顧客に提案する。

問い合わせ
JFE物流
総務部
担当:三浦  
TEL:03-6214-9848
http://www.jfe-logistics.co.jp/

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