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郵便事業/3月期の営業損失1034億円

2011年05月26日/決算

郵便事業は5月26日、2011年3月期の業績を発表し、売上高は1兆7798億円(前年同期比1.8%減)、営業損失1034億円(前期は427億7900万円の営業利益)、経常損失890億円(前期は569億9700万円の経常利益)、当期損失354億円(前期は474億9300万円の損失)と大幅な赤字となった。

当期の総取扱物数は郵便は198億1210万通(3.7%減)、ゆうパックが3億4332万個(47.3%増)、ゆうメールが26億2158万冊(3.2%増)となった。

昨年7月に、子会社であるJPエクスプレス(以下:JPEX)から必要な資産等を承継したが、その際、ゆうパックの送達遅延が発生した。

損益が悪化した主な要因は、普通郵便の減少、事業統合による必要労働力と運送便の見直しが必要となったこと等により生じた人件費と集配運送委託費等の増加。

さらに、事業統合直後に発生した送達遅延に伴う混乱への対応やその後の業務運行の確保等のための人件費や集配運送委託費等の増加によるものとしている。

来期は売上高1兆7110億円(3.9%減)、営業損失410億円、経常損失250億円、当期損失220億円を見込んでいる。なお、東日本大震災による減収等の影響は、今回の業績見通しに、見込んでいない。

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