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日本アクセス/上海に大型物流センター建設

2011年06月06日/物流施設

日本アクセスは中国市場への本格参入を目指し、現地インフラの整備を進めるため、11月には上海市内に4温度帯に対応した大型物流センターを稼動する計画だ。

現地の倉庫会社が土地・建物を整備し、伊藤忠商事傘下の食品卸の上海中金が借り受ける形でセンターを運営する。敷地面積は2万㎡、倉庫面積は1万㎡で、6月中の着工を予定している。

温度帯はドライ(常温)、定温(酒・ワイン)、チルド、フローズン(冷凍)で、チルド、フローズンの面積を大幅に拡大し、ドックシェルターを12基設置する。

物流センターの建設に伴い、6月中に上海中金の100%子会社として物流センターの運営・管理会社を設立し、センターの運営を図る。

上海中金は、伊藤忠商事が55%、日本アクセスが25%、現地資本が20%を出資する合弁会社。2010年度の売上高は7000万元(約10億円)だが、新センターの設立により、2015年度には売上高を3~4倍に拡大する予定だ。

中国本土へは、日本の大手GMSの出店が相次ぐことが予想され、日本食をはじめとした商品供給が課題となっている。とりわけ、温度管理が必要なチルド、フローズン商品を供給するコールドチェーンが未発達の状況だという。

新物流センターを基点として、中国でコールドチェーンを構築し、日本型卸のビジネスモデルを中国で定着させる。

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