三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)は、新たに中型トラック「新型ファイター」(GVW8トンクラス)に高出力エンジンのラインアップを追加し、7月14日より全国の三菱ふそう系販売会社及びMFTBC地域販売部門から発売した。
<新型ファイター>
新型ファイターは、昨年よりGVW11トン以上の大型仕様車と、GVW8トン車の一部クラスを発売しており、今回の車種追加により全てのラインアップが揃った。
今回追加した新型ファイターは、昨年発売した機種同様に、MFTBC製の「6M60型」エンジン(直列6気筒、排気量7.5リットル)を搭載。最大トルク10%アップによる動力性能の向上と、環境に優しい「BlueTecRシステム」(再生制御式DPF+尿素SCR)の採用に加え、新たにISS(アイドリングストップ&スタートシステム)を全車に標準装備し、燃費向上によるCO2削減を実現した。
結果、全車でポスト新長期排出ガス規制(2009年・2010年規制)に適合した。また、PM排出量を規制値より30%低減したことにより、9都県市指定低公害車にも認定され、環境性能に優れた車を実現。さらに全車で2015年度重量車燃費基準を達成し、自動車重量税と自動車取得税がそれぞれ75%減税となる「エコカー減税」の対象車とした。
東京地区販売価格は、SKG-FK61F{6M60(T1)177kw/240PS、車両総重量8t、フルキャブ、リーフサス、6MT、キャブ付きシャシで746万9700円(消費税込)。販売目標台数は年間2000台。