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資生堂、コーセー、マックスファクター/東北と北陸で共同配送

2011年10月04日/SCM・経営

化粧品メーカー6社で構成するコスメ物流フォーラム21・共同化推進室は10月から、コーセ、資生堂、P&Gマックスファクターの3社が、東北と北陸地区で化粧品の共同配送を実施すると発表した。

各社の配送商品を配送運営会社でまとめ、店舗へ配送することにより、小売店側は荷受業務・棚入れ業務回数の減少により、実務負担が低減できる。

メーカー側では配送を一本化することにより、各社取扱店舗のうち、2割を占める2社以上の取扱店舗に対する物流業務が効率化される。

また、地球温暖化の大きな要因となっているCO2の削減については、3社全体で東北地区においては20%以上の削減、北陸地区においては10%以上の削減を見込んでいる。

東北地区では、現在各社の物流拠点はコーセーが埼玉県(比企郡川島町)、資生堂が埼玉県(深谷市)、マックスファクターが滋賀県(野洲市)に位置している。

各メーカー取扱店舗は3社合わせて5500店あり、そのうち各メーカー2社以上の取り扱いがあるのは1100店。

北陸地区ではコーセーが兵庫県(西宮市)、資生堂が愛知県(名古屋市)、マックスファクターが滋賀県(野洲市)に物流拠点を構えている。

各メーカー取扱店舗は3社合わせて2500店あり、そのうち各メーカー2社以上の取り扱いがあるのは450店。

他の地域では既に行われており、北海道では1997年1月から(参加メーカーコーセー、資生堂)、沖縄は1999年9月(花王、カネボウ化粧品、コーセー、資生堂、マックスファクター)。

四国は2006年4月(花王、カネボウ化粧品、コーセー資生堂、マックスファクター)、九州は2008年10月(コーセー、資生堂)、中国は2010年3月(コーセー、資生堂、マックスファクター)となっている。

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