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DHL/グローバルバンクとカーボンニュートラルな輸送の契約を締結

2011年10月19日/国際

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ディー・エイチ・エル(以下、DHL)は10月19日、カーボンニュートラルな輸送サービスをグローバルに導入する契約をスタンダードチャータード銀行と交わしたと発表した。

今回の契により、環境問題に見識の高い金融業界で、DHLが先駆的に開始した「DHL GOGREEN」サービスが有用な資産として活用されることになる。

サービスの完全な監査により、顧客は、認証された炭素管理プログラムに再投資することにより、輸送により生じた炭素排出を相殺することができる。

スタンダードチャータード銀行は、DHL のGOGREEN カーボンニュートラルサービスをグローバルで導入する最初の銀行となる。今回の契約により、同銀行が利用する国際エクスプレスサービスの95%がカーボンニュートラルになる。

DHL GOGREEN カーボンニュートラルサービスは、中国、ドイツ、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ、アラブ首長国連邦(UAE)、英国、米国で、スタンダードチャータード銀行により段階的に導入される。

日本とフィリピンにおいても、同サービスの導入が予定されている。

スタンダードチャータード銀行の主要なグローバルネットワークでの導入が完了した場合、約2000トンの炭素排出が毎年相殺される予定。

なお、DHL GOGREEN カーボンニュートラルサービスは、それぞれの地点から地点まで結ぶ全ての輸送において排出される炭素を算出することで、環境に対しより責任を負う輸送オプションを顧客企業に提供するために考案されたもの。

バイオマス、インドやブラジルの水力発電所、中国の風力発電ファームなどの認証された炭素管理プログラムに再投資することで、二酸化炭素排出が相殺される。顧客は、全てもしくは一部貨物の国際輸送にDHL GOGREEN カーボンニュートラルサービスを選択することができる。

国際エクスプレス航空貨物輸送の燃油サーチャージに関してはDHL が炭素排出を相殺する。スイスの第三者認証機関であるSocieteGenerale de Surveillance(SGS)が年に1回プログラムの検証を行うことで、説明責任および透明性が担保されている。顧客は、DHL が顧客の代わりに全CO2量を相殺したとの証明書を、受け取ることになる。

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