中小企業診断士有志の共同出資による、流通業者や流通業者を対象にした3PL事業を支える基幹業務システム基盤をクラウド環境上で提供する「こまくさネットサービス」が設立された。
流通業者にとっては販売・物流管理をサポートする企業の基幹業務システムはなくてはならないシステムだが、企業を取り巻く商慣習や商品特性の違いにより市販の販売管理パッケージシステムをそのまま利用することは困難だった。
そのため、多くの流通業者は数千万円から数億円以上といった多額な費用を払って各社固有の販売・物流管理システムを開発してきた。
こまくさネットサービスは、イスラエル製の基幹業務システム提供基盤「Sapiens」をインターネットを使って共同利用できる環境を提供する。Sapiensのクラウドシステム化により各社固有の基幹業務システムを月額利用料方式のクラウドサービス形態で利用できるようになった。
また、システム設計とサピエンスの設定は販売管理業務に精通したコンサルタントがプロトタイピング手法を使って実施する。プログラムを組む必要がないため、一般的な構築費用の半額以下の費用で、各社固有の販売・物流管理システムの構築が可能になる。
現在中堅の食品輸入商社2社と住設機材の製造販売会社1社の新販売・物流管理システムを構築作業を進めている。
こまくさネットサービスは11月18日に開催のロジスティクス・SCM＋流通フェアに出展する。
http://www.l-partner.co.jp/lfs/
こまくさネットサービス
http://komakusanet.com/
