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帝人/2次元通信シートを使用したRFID棚管理システム販売

2011年10月26日/IT・機器

帝人は10月26日、グループの帝人ファイバーが2次元通信シート「セルフォーム」と2次元通信技術を用いて開発したUHF帯のRFIDによる書籍管理システム「Recopick」を、12月19日より販売を開始すると発表した。

<システム概要>
20111026teijin - 帝人/2次元通信シートを使用したRFID棚管理システム販売

「Recopick」は、長距離での読み取りに優れるUHF帯を用いながら、「セルフォーム」を使用することで近距離での安定した読み取りも可能にしたRFIDシステム。

これにより、図書館では貸出履歴に加え、従来は把握できなかった館内限定書籍の利用動向をデータとして収集することが可能となる。

また、店舗では購入履歴のみならず、その商品が手に取られた回数や時間などを把握することができるため、新たなマーケティングツールとしての可能性が広がり、さらに、薬品やファイルなどの管理ツールとしても活用が期待される、としている。

基本仕様は、「ハードウェア」「ソフトウェア」「UHF帯ICタグ」で構成。「セルフォーム」を使用したシートアンテナ8枚、リーダライタ(タグ読み取り装置)1台、ソフトウェア「Recopick」専用ソフトウェア:書籍登録/保管状況確認/利用履歴照会/リーダライタ制御機能、UHF帯ICタグは400枚添付。価格は1セット250万円(参考価格)前後を想定。

販売目標は、今後、商品や医薬品、ファイル管理などの用途に対応したシステムを開発し、拡大展開することで2014年度には、約10億円の売り上げを見込んでいる。

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